パリの真ん中を流れるセーヌ川には
たくさんの個性的な橋がかかっています。
観光客の皆さんがよく目にするのはきっと
ルーブル美術館やオルセー美術館に近い
ポン・ヌフやアレクサンドル3世橋、ポン・デ・ザールなどですが、
本日は中心部から少し離れた「ビル・アケム橋」(※ビルケム橋という読み方もあります)の写真です。
この橋は、パリの15区ビル・アケム (Bir-Hakeim) と17区パッシー (Passy) の間にかかっていて
1階部分は歩行者と二輪、自動車が走る道路で
2階部分に6番線のメトロが走っているという、
パリのセーヌ川にかかる橋の中では珍しい構造の橋です。
以前はパッシー橋と呼ばれていましたが
第二次世界大戦後に、ビル・アケムの戦いを記念して現在の名前に改名されたもので
橋には戦いで戦死した兵士のための装飾が随所に施されています。
その装飾の美しさや構造美、
ここから見えるエッフェル塔の眺めの素晴らしさから
今までにたくさんの映画やミュージッククリップ、
ドラマやCMなどの撮影場所して度々使われていて、
映画ですと
「地下鉄のザジ」
「ラストタンゴ・イン・パリ」
「のだめカンタービレ」
「インセプション」など、
皆さんご存知の作品も多いと思います。
あともうひとつ、この橋の特徴として、
橋の中央から、セーヌ川の小さな中州に降りることができます。
この中州には、自由の女神のオリジナルモデルの小さな像があることで有名です。
「白鳥の島」と呼ばれているこの中州に降りるとこのような感じで、
気持ちの良い散歩道になっています。
エッフェル塔からも歩いて10分ほどで行ける場所ですので、
少し足を伸ばして、
美しい橋のあるエッフェル塔の眺めを楽しんで見て下さい。
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